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柳生新陰流vsトム|350年の歴史は伊達じゃない

西国柳生新陰流の道場が素晴らしすぎた!

 

こんにちはトムです!

実は坊主修行の一環として毎週1回打撃系のトレーニングをしています。

 

これまで使っていた福岡市の某市営体育館が老朽化のために閉館となり、新しい場所を探しておりました所、専属トレーナーをしてくれているM氏の奥さんが凄いところを見つけてきてくれました。

それがなんと、戦国時代から続く「柳生新陰流」の流を汲む道場なんです!

私はこういった世界が大好きなんです!

ところで、柳生といえば柳生十兵衛が有名ですね。

特に五味康祐さんの傑作剣豪小説「柳生武芸帳」は大傑作で、私もかつてハマって読んだことがあります。

ここで少しだけ柳生新陰流のことを世界一完結にまとめてみたいと思います。

柳生新陰流の正式名称は「新陰流」で柳生石舟斎、柳生宗矩、柳生十兵衛が超有名だから後発で柳生新陰流という名称で上書きされ現在に至る。発祥は戦国時代の剣豪「上泉信綱」であり実践的な古流剣術で小太刀、杖、鉄扇など多様な武器を使うのが特徴。現在では流れを組む道場は九州では福岡のみとなり非常に貴重な存在だ。

福岡にある西国柳生新影流錬心館は開祖石舟斎の高弟である柳生松右衛門の流れを汲む由緒ある道場だそうです。

世界一すごい西国柳生新陰流道場の様子

この道場へ入った瞬間、「え!?これが道場?」とビックリしました。

まるで高級旅館を彷彿させるほど上質すぎる道場は未だかつて見たことがありません。

道場というよりもはや博物館という側面もあります。

ここがわずか500円程度で2時間お借りすることができるんです。

古武道西国柳生新陰流のサイト

我々がお借りしたスペースは2Fの畳部屋で、打撃の練習の後に寝技のトレーニングも行ないましたが、なんだか使うのが壁も天井もすべて勿体ないほど上質です。

 

極意「無刀取り」

柳生神影流は単なる戦国時代から続く総合格闘技であり、とくに無刀取りは時代劇のシーンでも出てくるほど有名な極意です。

道場の中にも無刀取りに関する極意の書が展示されています。

 

 

 

 

 

映画のワンシーン

私のめざす仏教道

私がこだわる仏の道と格闘技の接点。

それは大道無門という言葉のままです。

中国の宋時代の禅僧である無門慧開(むもん・えかい)が残した無門関で、「大道無門、千差路有り。此の関を透得せば、乾坤(けんこん)に独歩せん」という禅問答があり、そこから由来しています。

平たく言えば、大いなる道には決まった門は無く、あらゆる門はすべての道に通じており、遂に大道に至ったならば天地陰陽を歩くことができるという仏教思想の真髄とも言える理念であります。

凡人が歩く道は狭く、怒り、妬み、争い、不安などネガティブなことを自ら背負いながら辛く歩きがちです。

しかし、どの門から入っても極まればいつの間にか大きな安楽の道を歩いています。

大切なのは、自分のペースで歩き、自分の門を探し、そして開いてみることです。

そのガイダンスとなるのが仏道とうわけです。

私もまだまだ大道無門の登山途中。

このことを常に意識しつつ、柳生道場にお世話なりつつ修行に励みたいと思います。

 

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