本家の日本が一番安くていいのか?
こんにちは!トムです。
海外出張へ行くたびに日本の物価の低さに圧倒されます。
コロナ前のインバウンドで外国人がわんさかやって来ていた理由がわかります。
海外から安く買われる日本はこれからどんどんクローズアップされて来ますし、日本から海外への出稼ぎビジネスも盛んになってくるのでしょうね。
今回は、日本の安さの物差しとしてよく登場する海外のDAISOについて触れて置きたいと思います。
海外のDAISOは200円




世界中に展開中のDAISOですが値段は日本と大きく異なります。
アメリカの場合1.5$ですが、税金を合わせると200円付近になります。
少しだけ高いのではなく2倍なんです。
日本より物価の高い国では所得も高いのでそうなるという見方も出来ますが、実はタイやフィリピンなど東南アジアの国でも日本より大幅に高いのです。
世界のDAISOランキング
世界のダイソー値段ランキング
【税込み】
1オーストラリア 238円
2ブラジル 238円
3タイ 203円
4フィリピン 194円
5中国 170円
6アメリカ 168円
7シンガポール 166円
8台湾 144円
9マレーシア 135円— TomFu (@TomFu83622412) January 11, 2022
商品の値段には輸送コストや関税が関わってきますが、中国で作られた同じ物が輸出されているので日本の100円という基準はほぼ有効だといえます。
ところで、DAISOの商品は高級品なのでしょうか?
例えばフィリピンの場合、日本のイオンに相当するSMショッピングモールが各地に点在しますが、そこで売られている商品の値段はDAISOと比べて安いどころか若干高いという印象です。
日本はDAISOそのものだと言えます。
海外では安かろう悪かろうが当たり前ですが、日本は安価で高品質をめざし実現させて来ました。
日本人の努力は素晴らしい物があります。
しかし、2倍の値段でも売れるDAISOを人間に置き換えるとどうでしょうか?
月収30万円の世界一勤勉な日本人を60万円で雇ってもお買い得だと考える国があったらどんどん労働力が海外へ流出します。
日本は海外の物価の高い国からパーツとして分解販売され、地震と災害の多い資源のない土地だけが残ります。
優秀な人がどんどん海外ヘ出ていく流れが加速する中、日本を愛する我々がどう踏ん張り日本の良さに輝きを与えてゆくべきか。
いろんな課題を日々感じつつ生活しております。