つみたてNISAを知ろう
こんにちは!トムです。
ご存知のように、2022年から成人年齢が18歳へ引き下げられ、2023年から18歳で「つみたてNISA」というお得な資産運用を開始することが出来ます。
若い世代の国民に運用経験と利益を経験して貰うため、手数料と税金がゼロという大サービス。
18歳から毎月コツコツ銀行に3万円だけ預金するとして、20年後には720万円になりますが、「つみたてNISA」であれば20年後の残高がなんと1200万円を超える可能性もあります。
ワクワクしますよね!
では具体的な話に移りましょう。
NISAについて
まずその「NISA」って何の事なのでしょうか。
言葉の意味自体はあまり重要ではないのですが、日本人の中でわざわざNISAの語源を知っている人はほぼいないと思われるので、ここはウンチクによるマウントが取れる大チャンス!
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)を元に日本版としてNISA(Nippon Individual Savings Account)という略称が生まれました。

NISAは非課税投資枠が1年毎に設定され、毎年120万円までが上限です。
日本の税制では投資で利益を上げた時、利益に対して一律20%課税されます。


お金を持っている人がタックスヘイブンと呼ばれる非課税地域で資産運用をしたがる理由が分かりますね。
特徴を箇条書き
・年齢制限:20歳以上(2023年から18歳以上へ)
・投資限度額(年額):40万円
・運用期間:最長20年間
・投資対象:投資信託
・運用の自由さ:売却した分の非課税枠の再利用は不可
・途中引き出し:いつでも可能
・口座開設、管理の手数料:なし
・税制メリット1(拠出金の所得控除):なし
・税制メリット2(運用益への課税):非課税
・税制メリット3(受け取り時の税控除):なし
ちなみに、一般NISAの場合という商品もありますが、投資経験のある人向けなので割愛します。
なぜ投資の初心者向けなのかといえば、それはズバリ何も自分で選ばなくて良いという点です。
そして、毎月定額積立をするということは、安い時に沢山買って、高いときには少なく買うというリスクヘッジが作用します。
だから相場が下がっても気にすることはありません。

投資信託とは、複数の株式や債券などに分散投資をする金融商品です。
集まった資金をファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロが勝手に選びます。
自分で選んで短期売買を繰り返すデイトレーダーとは真逆の世界ですね。
20年後の差
2023年から18歳(成人)が運用を開始することが出来ます。
毎月3万円を20年間つみたて運用した場合
- 銀行の普通預金 7,200,000円
- NISA(3%利回り) 4,658,468円
- NISA(5%利回り) 12,331,010円
18歳からコツコツ始めて、38歳の自分を想像するとワクワクしますよね。
これは中長期のつみたて運用特有の複利効果によるものです。
はじめ方は超簡単
まず、非課税口座(NISA口座)を開設します。
取り扱いのある銀行や証券会社の窓口で行いますが、1人1口座しか開設できません。
そして、非課税枠(年間40万円まで)はその年使い切りで、もし枠が余っても翌年へ繰り越すことはできません。
最大の特徴として開始時の手数料(通常3%)が無料で、20年間利益に対する税金がかかりません。
一般に投資信託の商品に関しては「運用管理費用(信託報酬)」という手数料がかかります。
これは投資信託を運用するための管理費用であり、投資信託ごとに「純資産総額に対して年利2%」等と示されています。
しかし、「つみたてNISA」は、運用管理費用が一般水準一定という規定があるので運用益が高く出やすい条件です。
まとめ
しかし、この好条件も2037年迄の運用となっており、それ以降は一般の課税口座へ移されます。
リスクのない投資は存在しません。
預けた元本を割ってしまう可能性もあります。
ただ、今国内でやれる最高に安全性の高い条件であることは間違いありません。
投機と異なり、ドルコスト平均法の恩恵を受けつつ無税という好条件。
初心者が毎月ムリのない額で投資を経験できる最良の機会であると言えますね。
この情報がお役に立てたら幸いです。