AIに依存する恐ろしい社会
こんにちは。トムです!
皆さんは車にドラレコってつけてますか?
万が一に備え車載カメラで証拠を残すためのアレですね。
クルマのフロントに固定して走行の様子を撮影できるドラレコは2014年頃からじわじわと人気が高まってきたようです。
Youtubeでドライブに出かけた時の風景をそのままアップできますし、時代のニーズに合ったアイテムなんですね。
そして、少し前に問題となった煽り運転や高齢者ドライバーによる悲惨な事故が増えています。
下手するとこちらが加害者扱いされてしまう世知辛い状況となっていますが、やはりカメラで監視するということはあまり気持ちが良いことではありません。
監視といえば中国。
政府主導で街のいたるところにカメラが仕込んであり、14億の国民が常にカメラで監視されています。
新疆ウイグル自治区における少数民族の人権問題や香港の民主化運動への弾圧、そしてコロナ禍で益々その監視体制が強化されているようです。
まさに映画で見る近未来の世界が現実のものとなっております。
それは本質的には中国だけではなく日本も同じです。
Amazonや楽天市場でポチっと押して欲しいアイテムをオーダーします。
一旦そうした瞬間から自分のニーズに合いそうな広告がずっと後を追いかけて来ます。
つまり、既に我々の生活は人工知能(AI)によって監視されているんですね。
そして中国や北朝鮮のような国家のみなら欧米の民主主義国家でも、この技術が政治的および社会的な管理ツールとして利用されるいます。
アプリやウェブサイトを通じて収集されたデータが、広告やSNS情報の最適化に使われていることは周知の事実でありますが、そこから得られた個人情報により政治的な不適合者として当局へ知らせるという恐ろしい事へも繋がります。
スタンフォード大学の研究チームによると写真に写っている人物がゲイかどうかを判定すると謳うアルゴリズムを開発したそうです。
受刑者の釈放や死刑の判断がAIが行うという恐ろしい時代がやってきているってことですね。
恐ろしいと思いませんか?
監視の要らない時代へ
昔の日本は監視の必要がなかった。
監視といえば昔はお地蔵さん。
村のはずれのお地蔵さんはいつもニコニコみてござる。

「お地蔵さん」は、「地蔵菩薩」という仏教の「菩薩」です。
仏教の仏様は、大きく分けると、「如来」「菩薩」「明王」「天部」「垂迹」の5つあり、前から順に階級が高い。
「如来」というのは、悟りを開いて最高の境地に達した仏様のことで「菩薩」は、悟りを開いて「如来」になる前の修行中の状態です。
菩薩も種類があって観世音菩薩や虚空蔵菩薩、普賢菩薩、弥勒菩薩など。
僧侶トリビア
お地蔵さんが道端にいる理由
親より先に死んだ子供が親不孝の罰として賽の河原で石を積むが哀れに思ったお地蔵様が子供達を救った
そこから、「地蔵菩薩」は、弱者、特に、子供を救う仏様ということで道端に設置されていったのじゃ
— TomFu (@TomFu83622412) June 4, 2021
世界的にもマナーが良いと言われる日本人ですが、他人が見ていないとやりたい放題。
例えばお盆の高速道路の渋滞で小便の入ったボトルが窓からポイポイと捨てられるそうです。
旅の恥はかき捨てとばかり、誰も観ていないと人間なんてやりたい放題。
スポーツの反則、ビジネスの脱税等、バレなければ、反則してもかまわない。
いやむしろバレないようにやるのがカッコいいという風潮さえあります。
他人が見ていなくてもお地蔵さまは見ている。
お地蔵様とは自分の心の中にある仏です。
どんなに他人をごまかしても自分自身の中にいる仏はその事実を見ているということです。
現代人は他人を信用できないほど疑心暗鬼になりました。
そうしてドラレコが飛ぶように売れています。
しかし、閻魔様、仏様、ご先祖さまが見ているから、悪事をしてはならないという考え方があればそんなもん要らないんです。
ちょっと救いようのない終わり方ですが、ぜひ自ら律することのできる人間を育成していけたら幸いだと思っております。