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人種問わず、人は祈るときなぜ手を合わせるんでしょうか?

こんにちは。トムです!

皆さんも経験としてどうにも困った時に神様や仏様にお願いした事があると思います。

その時に無意識でやることが手を合わせるということなんですね。

これは仏教の儀式として習ったからというよりもむしろ自然に行っていると思います。

また、手術の前に手を合わせる外科医もいるそうです。

祈りの心の表われであるこの合掌は食事をする前にも行います。

命を頂くという感謝の気持ちですね。

合掌とは、両手の掌(手のひら)を顔や胸の前で合わせるしぐさですが、もともと仏を拝むインド古来の礼法の一つでした。

東南アジア諸国でも挨拶にもこの礼法を用いる民族がいます。

合掌というのは、両手の指だけを合わせるのではなく、両手の平をピタリと合わせます。

ちなみに手のひらのことを「たなごころ」と言いますが、「た」=手、「な」=の、「ごころ」=心であって、手のひらは手の心という意味です。

これは西洋のキリスト教文化でも共通の儀式で、祈りや感謝の際には手を合わせます。

そのように手は心と密接に関係して、手当という言葉もあるように不思議な力が宿っていると言われます。

 

手の持つ力 福岡市片江小学校の入学式より

福岡市片江小学校PTA会長
小浜輝彦さんの入学式でのスピーチより(一部抜粋)~
●   ●   ●
じゃぁ、みんなのお手々を出してください!
(子ども達が、一緒に手を挙げる)

たとえば、あいたたたぁ~!
(とお腹が痛くなったふりをする)

そのとき、みんなの手はどこにありますか?
痛いお腹に当てますね。

そうすると、お腹の痛みが少し弱くなるんですよ。
頭が痛いってときどうしますか?

頭を手で押さえますね。
そうすると頭の痛みが少~しずつなくなっていくんですよ。

みんなは、お父さんお母さんと手をつなぐよね。
そうするとどんな気持ちになる?

悲しい?
(ううんと子どもが首を振る)

安心するよね。
うれしくなるよね~。

それは、お父さんお母さんの手の見えない力が、みんなを安心させてくれるからなんですよ。

でもね、それだけじゃなくて、お父さんお母さんも、みんなの手から、見えない力をもらって、元気になるんですよ~。
みなさんは、見えない大きな力をもっているんです。
大人を元気にする力があるんです。

そんな大きな力がお手々にあるんですよ~。
それで、おじさんから、みんなにおねがいがあります。

そのお手々の見えない力をたくさんたくさん
使って欲しいんです。

もし、母さんがお家で泣いている
ことがあったら、みんなの手をお母さんの肩に
そ~っと当ててください。

お母さんの手をそ~っとつないでください。
そしたら、きっとお母さんは元気になります。

お友達が泣いていたら、肩にそ~っと手をあててください。
友達が元気になります。
一人で寂しそうにしているお友達がいたらそのお友達のそばに行って、お手々をつないであげてください。

みんなの手の温かさがそのお友達に伝わって笑顔がでてきます。
新しいお友達とたくさんたくさん握手してください。
とにかくクラスのお友達と一杯いっぱい握手してください。

それだけで、みんなどんどん元気になって、たくさんのお友達ができるんですよ。
外で、地域のみなさんに会ったらご挨拶してください、そして握手してください。

地域のみなさんは、お父さんお母さんとはまた違った大きな力を持っていて、みんなを元気にしてくれるし、地域の皆さんも、みんなと握手するととっても元気になるんですよ。

校長先生が朝、門のところに立っていますから、ご挨拶するときに握手してください。
きっと、校長先生はみんなの手の力で元気いっぱいになります。

あんまり元気になりすぎて、宙返りしてしまうかもしれないなぁ~。
校長先生は体育の先生ですからね。

は~い、それでは、今から大人の人にご挨拶しますから、
ちょっとだけ待ってくださいね。
世界に一つだけのギフト

 

明治維新後、西洋医学が中心となりはや130年。

医療というと皆さんが想像するのが、医師より薬処方して貰いそれを飲んで治しますね。

症状によっては外科手術をしてもらったりと、どうしても人口的な薬や物理的除去により治してもらうという受け身なこととなっています。

古来より傷を治すために使われて来た手のひらを幹部に当てる「手当」という手法は今でも生活の中で無意識に使っています。

実際、胸に手を当てると心が安らかになったり、痛いところが少し緩和されますよね?

 

 

 

手から不思議な力?

そういうとスピリチュアルな世界感たっぷりですが、実は科学的な側面でも解明されています。

人は「頭だけで考え、判断している」と思いがちですがそうではなく、「皮膚」も大事な役割を果たしています。

体の中でもっとも大きな感覚器官である皮膚は、「露出した脳」と言われるほどの情報処理器官。

わずか1ミクロン(100万分の1メートル)の凹凸も判別でき、光や音なども感じ取ることができるのです。

 

「皮膚の感覚は、心にも大きな影響を与えています。たとえばアメリカで行われたある実験では、実験参加者を実験室に連れていく途中に、温かいまたは冷たいコーヒーを持ってもらい、その後、とある人物についての特徴が書かれたリストを読ませ、その人の印象について語ってもらうという比較を行いました。温かいコーヒーを持った人は、その人物の人格を『親切』『寛容』と判断し、さらに実験のお礼として『友人へのプレゼント』『自分用の品』のどちらかを選んでもらうと、前者を選ぶ人が多く、逆に冷たいコーヒーを持った人は後者を選ぶ人が多いという結果が出たそうです。つまり『皮膚を温めると、心も温かくなる』ということが、実験によって証明されたのです」。

皮膚は心を持っていた 山口創著 より

 

別の実験では、ある人たちはザラザラとした表面の物、ある人たちはツルっとした物に触れながら、2人の人物のあいまいな会話の一節を読んでもらったところ、後者の方がより「その2人は調和的な心地よい関係性だ」と判断したそうです。

確かに肌触りがザラザラしたりゴワついた服を着た日は何だかイライラして怒りっぽくなったりするような気がしますね。

やはり肌の感覚と感情は密接な関連性がありそうです。

自分は脳を使って合理的な判断をしているつもりでいても、実は皮膚感覚でものごとのとらえ方が左右されていたりします。

温かな皮膚同士のふれあいは心の温かさを生むし、そのふれた皮膚がなめらかであれば、調和的で心地よい気分になれます。

良き人間関係を作るにはやはり肌と肌とのふれあい(=スキンシップ)は、非常に大切だと言えますね。

 

最後に仏像の印にまつわるウンチクです。

こちらへ向かって手のひらを見せて、片方は受け皿みたいな形をしたスタイルを見かけると思いますが、それぞれ意味があります。

 

 

皆さんが日頃最も身近に接している体のパーツ手のひら。

手のひらに興味を持ち、もっともっと意識した生活をしてみてはいかがでしょうか?

 

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