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定着するコンパクトなお葬式 アフターコロナのお葬式事情

こんにちは。
TOMDACHIサロンスタッフ まるです。

連日、福岡では感染者の数も一桁台にまでになっているコロナウイルス。
本日は、アフターコロナで変わりつつあるお葬式のスタイルについてお話したいと思います。

コロナ拡大前から家族葬などの葬儀スタイルを選ばれる方は増えてきてはいましたが、コロナ拡大により一気に加速した葬儀のコンパクト化。

 

『家族葬』が定番に

コロナ第一波の際は、直葬を選ばれる方も増えましたが、第2派、第3派と続く中で支持されてきたのが、限られた親しい人だけで故人をお見送りする家族葬スタイル。

そこには、コロナ感染防止のため密は避けたいけれど、故人の親しかった方はできるだけ招いて最大限見送りたいという想いがあります。

いまや、コンパクトなお葬式がスタンダードになってきていますよね。
大手葬儀会社も、こぞって家族葬専用ホールをだしています。

以前、TOMとYouTubeで対談された株式会社メモリアルさくらの田村さんも今後の葬儀業界についてこのように言及されていました。

もともと、葬儀は縮小傾向にあった。ここ十年で年平均十万円ぐらい単価がどんどん下がってきている。
いずれ、おそらく家族だけや本当にありがとうを伝えたい人だけが囲むお葬式の時代が来るんじゃないかなと思っていた。
葬儀業界、誰もが想定していたことだが、コロナの感染拡大によって急速に進んだと感じる。
こんなにも早く来てしまったかと正直驚いている。                 2021年6月 TOMDACHIチャンネルより

 

ご興味のある方は、ぜひYouTube【TOMDACHIチャンネル】ものぞいてみて下さい。

 

『家族葬』って家族だけ?

ちなみに、『家族葬』という言葉。

特にこれといった定義はありません。

「家族」とつくので、家族だけと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、家族以外でも故人と親しかった方を招いて限られた人数で行う葬儀のかたちです。

『家族葬』は、参列者の人数をあらかじめ決められる

一口に『家族葬』といっても、そのスタイルは様々で、本当に家族だけでお見送りをする家族葬もあれば、一般葬と変わらないくらいの規模の家族葬もあります。

一般葬では、参列者の人数によっては追加費用がかかることもありますが、参列者を事前に把握できる家族葬だと、あらかじめ費用の目安がつきますね。

また、参列者の対応に追われることがないので、ゆっくりと故人とお別れすることができます。

最近では、お通夜のない『一日葬』も増えているそうです。

お通夜がない為、喪主や遺族の負担も軽くなります。

その反面、一日に限られておりお通夜がない為、夕刻しか参列できない方や、都合がつかず参列できない方が出てしまうといったデメリットもあります。

 

コロナ禍以前だと、お通夜には遺族と参列者が故人を偲んで会食をし別れの時間を共に過ごしていましたが、今は会食ではなくお弁当やグルメギフトを用意する事も多くなりました。

 

『骨葬』という新しいスタイル

皆さん、『骨葬』ってご存知ですか?

一般的には、葬儀の後に火葬を行いますが、骨葬とは、火葬後に葬儀を行うというもの。

 

骨葬という言葉、私まるは初めて耳にしました。

ですが、骨葬があたりまえの地域もあり、決してめずらしいものではないようです。

東北地方では多く、中国地方、九州地方の一部、沖縄でも見られるようで、これらの地域では、農業や漁業の繁忙期や雪深い冬の時期に葬儀を行うことを避けるため、先に火葬を行っておき、参列出来る時期になってから葬儀を行っていたという歴史的な背景があるようです。

 

この『骨葬』、実は今、増えているそうなんです。

コロナ感染により亡くなられた方は、未だ直葬というスタイルを選ばざるを得ない現状にあります。

また、すでに直葬というかたちで葬儀は終えたが、「本当にこれでよかったのだろうか」と大切な人の最後を弔えなかった無念さを感じている方、「もっと故人と親しい方々に見送られながらのお葬式をあげられたらよかったのではないか」という後悔をお持ちの方はとても多いようです。

コロナが落ち着いてきた今、骨葬はあたらしいスタイルになりつつあります。

 

お葬式は必要?

お葬式は、必要でしょうか?

これだけ葬儀の規模もコンパクトになり、形式や対面にとらわれない様々なスタイルが広まる中、そもそもお葬式自体しなくてもいいんじゃない?と思われる方も少なくないかもしれません。

個人的には、お葬式は必要だと感じています。

誰のためのお葬式かと問われたら、それはもちろん故人のためではあるのですが、それと同時に遺された遺族や親しい方々のためでもあるんですよね。

お葬式という儀式を通して、故人の死を受け入れる。

まず、お通夜で故人のお顔を見て死を実感し、親族が告別式で集まって話をすることで徐々に心の整理がついていく。

この一連の流れって悲しみを乗り越える上で、とても大切なんだそう。

これはグリーフケアというものの1つで、そうやって突然訪れた悲しみにも順応していきます。

グリーフケアとは

喪失の悲嘆へのケアという意味で、配偶者や子供、親などと死別した人が陥る複雑な情緒的状態を分かち合い、深い悲しみから精神的に立ち直り、社会に適応できるようにケアすること

もちろん、お葬式という形式だけが心の整理につながるわけではありませんが、人は、悲しみの準備というものはできていないものなので、そうやって弔っていくうちに自分の感情の整理をしていきます。

日本のお葬式は、非常に理にかなっているのですね。

 

後悔しないお葬式のために

皆さん、葬儀社選びはお済みですか?

悲しいですが、人の死は突然訪れます。
もしものその時に後悔しないよう早めの葬儀社選びをおすすめします。

福岡あんしん葬祭は、お客様の今後を第一に考えご希望を形にし、あんしん価格・あんしん品質で心のこもった葬儀のお手伝いをさせて頂きます。

福岡市を中心とした約60ヶ所の斎場と提携しており幅広く対応が可能です。

福岡市、福岡市近郊での葬儀の事なら、ぜひ福岡あんしん葬祭へご相談ください。
また、栃木県小山でのご葬儀は、自社ホール併設の小山あんしん葬祭へ。

 

 

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スタッフまる

TOMDACHIサロンで働くスタッフまるです。未熟者ですが、TOMに負けないくらいの記事をアップしていきたいと思います。

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