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田舎のお墓、どうする?

こんにちは。
TOMDACHIサロンスタッフ まるです。

朝晩、すっかり涼しくなり過ごしやすくなってきました。
もう秋ですね~!田舎のあぜ道には鮮やかな彼岸花が咲いています。

彼岸花といえば、先週はお彼岸でしたね。
皆さん、お墓参りは行かれましたか?

お参りの度に気になられている方も多いかもしれない、田舎のお墓問題。

今後どうするか考えられていますか?

特に、今後お墓を受け継ぐ人がおられない方なんかは、どうしようかなーと頭を悩ませている方もいらっしゃると思います。

私まるの実家も、三姉妹のため今後お墓を継ぐ人がいなくなることが考えられ、昨年墓じまいをし納骨堂に移しました。

 

『墓じまい』とは?

『墓じまい』とは、墓石を撤去し更地にして使用権を返還することです。

墓じまいをした後は元のお墓から出したご遺骨を別の場所、もしくは別の形で供養します。
別の形で供養することを改葬といいますが、『墓じまい』という言葉の中にはこの改葬も含まれます。

なるほど。
墓じまいと聞くと供養を終えるような印象を受けますが、そうではなく、遺骨のお引越しのようなイメージなんですね。

年々、少子化や核家族化の影響でこれまでのように先祖代々お墓を継承していくことが難しくなり、お墓を整理する『墓じまい』をする人が増えているそうです。

また、お墓が遠方なためになかなかお墓参りに行けない方も多く、特に高齢になってくると墓参りに行くことや手入れなどの負担が大きくなり墓を守ることが困難になったという事情もあります。

その他、経済的な理由やお墓に対する価値観の変化も考えられます。

昔に比べてお寺とのつながりって薄くなっていますよね。

お寺に多額の費用を支払う事自体に疑問視する方が増えているのも事実ですし、将来その負担を子供たちにかけたくないという理由で墓じまいをする方も増えています。

 

墓じまい~改葬の流れ

step
1
親族に同意を得る

まず、関係する親族全員と話をして同意を得ます。

お墓に対する価値観は以前に比べて多様化してきたとはいえ、まだまだ「お墓は代々受け継いでいくものだ」という考えや「お墓」という形にこだわる方が多いのも事実です。

反対する親族の合意を得られないまま、あるいは、このことを知らない親族がいるまま進めてしまうと、後々大きなトラブルにつながりかねないので注意が必要です。

 

step
2
管理者に墓じまいの意向を伝える

墓じまいすることが決まったら、管理者である霊園やお寺の住職にその意思を伝えます。

長年にわたって檀家としてお世話になった寺院の場合は、お墓だけでなくお寺との関係そのものを解消したいということですので、墓じまいを決断するに至った事情を丁寧に伝えて理解を求めましょう。

伝え方によってはトラブルになり、高額の離檀料を請求されたというケースもあるようなので慎重に進めていく必要があります。

『離壇料』とは、寺院の檀家を離れる場合に寺院にお渡しするお布施のこと。

離壇料の相場は、だいたい3万~15万程といわれています。

 

step
3
新しい供養先を決める

墓じまいした後の、遺骨の新しい供養先を確保しておく必要があります。

すぐに入りたいと思っても霊園や納骨堂によっては募集期間が決まっていたり、空きがなかったりして入れないこともあるので事前に確認しておきましょう。

実際、私まるの実家も、入りたい納骨堂に空きがなく1年半程待ちました。

墓じまいを考え出したら同時に、次の供養をどうするのか考える必要がありますね。

 

step
4
行政手続きをする

墓じまいには行政手続きが必要になります。
手続きの流れは以下の通りです。

  • 役所から「改葬許可申請書」を入手
  • 改葬先の霊園などから「受入証明書」を入手
  • 移転元の霊園などから「埋葬許可証」を入手
  • 役所に書類を提出し「改葬許可証」を入手、提出

 

step
5
墓石の解体撤去する

墓石の解体工事は石材店に依頼します。

民営の霊園や寺院によっては石材店が指定されているところが多いので、まずは管理事務所や住職に相談しましょう。

公営の霊園や地域の共同墓地などは石材店の指定がないので、自分で石材店を探します。

撤去の際には、寺院に『閉眼供養』をしてもらいます。
『魂抜き』ともいって、仏様の力が宿っているお墓をただの石にしてもらうため、僧侶を招いて読経してもらい焼香します。

 

step
6
新しい納骨先での供養をする

新しい供養先で、改葬許可証を提出して納骨し、『開眼供養』もしくは『納骨供養』を行います。

『魂入れ』とも呼ばれ、こちらも僧侶を招き読経してもらい、故人の魂を入れてもらいます。

 

墓じまい後の供養どうする?

墓じまい後の供養の仕方には、いくつかの方法があります。

・永代供養墓

寺院や霊園の管理者へ遺骨の管理を永代にわたってお任せする供養方法です。

永代といっても“永遠”ではなく、33回忌までと期間を定めているところが多く安置期間を過ぎるとほかの方のご遺骨と一緒に合葬され引き続き供養が行われます。

・納骨堂

屋内で遺骨を保管する施設でロッカー型や仏壇型など、様々なタイプがあります。

納骨堂は代々受け継いでいくものもありますが、 最近では33回忌までなどと安置期間が決められていて、期間終了後は永代供養墓などに合祀(ごうし)するタイプが増えつつあるようです。

・手元供養

ご遺骨をミニサイズの骨壺に入れて自宅などで供養したり、少量の遺骨をペンダントに入れて身に着ける方法や、遺骨をダイアモンドに加工して身に着けるといった方法もあります。

えー!!ダイアモンドになれちゃうなんてびっくりです!

しかも、遺骨に含まれる成分によって、出来上がるダイアモンドの色が異なるそうですよ。
なんだか神秘的ですね。

・散骨

遺骨をパウダー状にして海や山にまく方法で、専門業者に依頼して行います。

散骨の中には、遺灰を特殊カプセルに収め宇宙空間に打ち上げる『宇宙葬』といったものまであります。
宇宙にまで行けちゃうなんて、すごいですね!

・樹木葬

墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓で、基本的に跡継ぎを必要としない永代供養です。

 

お墓を放置するとどうなる?増え続けるお墓のお墓

お墓を放置するとどうなるのか?

墓参りに行くと、草が生い茂って何年も墓参りに来た形跡がないお墓がありますよね。
中には、[墓地使用者に関する情報を調査中]などといった立て札がかけてあるお墓もあります。

そのようなお墓を、『無縁墓』といいます。

『無縁墓』とは、その名の通り継承すべき親族や縁故者がいなくなってしまったお墓

この無縁墓の数は年々増えているそうで、管理費の滞納や撤去費用などが社会問題となっています。
その為、全国にお墓のお墓までもが急増しているそう!

 

そうならないように、お墓の行方、どうするのかを今のうちから考えていた方がよさそうですね。

 

 

 

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