こんにちは。
TOMDACHIサロンスタッフ まるです。
もうすぐ七夕ですね。
先日うちの息子二人は、それぞれ短冊に願い事を書いていました。
保育園児の次男は、まだ字が書けないので私が代筆。
願い事は、『トミカでたくさん遊びたいです』
もう十分すぎるぐらい遊んでます。
小3になった長男はというと
『大きなアメジストの指輪がほしいです。プラチナでダイアモンド付きでお願いします。』
・・・確実にサンタさんと間違えてます。いや、サンタさんでも困惑する内容です。
これをクリスマスに言われると思うとぞっとします。
短冊というと七夕を連想される方が多いかもしれません。
しかし今日はご香典袋に使われる短冊のお話です。
そうです。
あの香典袋を購入した際になんやらたくさんついてくる白い縦長の紙のことです。
香典袋の短冊、どれを使う?
お通夜や葬儀、告別式に参列する際ご香典を包むとき、これどれを使うべきなの?と一瞬迷うことってありませんか?
また、御香典を包む機会ってそんなになかったり急なことなので、詳しいマナーやルールをご存知ない方も多いかもしれません。
宗教や宗派で違う
仏教の場合は、故人は四十九日まで霊となってこの世に留まると考えられているため「ご霊前」を使用します。
「ご霊前」は御霊(みたま)の前という意味ですね。
四十九日後は、故人は成仏するとされていますので、「御仏前」を使用します。
仏教では、故人は亡くなってから7日ごとに7回、極楽に行けるかどうかの裁きを受けるそうです。
その審判が下される日が、四十九日。
遺族は故人が無事に極楽浄土へ行けるように願うのが四十九日法要という訳ですね。
宗派によっても違いがあるようです。
浄土真宗や真宗大谷派などは、故人は亡くなってすぐに極楽浄土へ行き仏になれるとされているので、亡くなってからの日数は関係なく「御仏前」を使用します。
キリスト教の場合は「お花料」、神式の場合は「ご神前」「御玉串料」「御榊料」です。
キリスト教や神式の場合は香典袋の模様にも注意が必要です。
キリスト教の場合は、十字架やユリの花模様。神式の場合は、白の無地を選びましょう。
蓮の花模様は仏教ですのでNGです。
全く宗教がわからない場合は、どの宗教でも共通して使用できる「御霊前」を使ってよいとされています。
表書きは薄墨で
昔は、手紙や文章を書く際には墨を磨り、筆を使って書いていましたよね。
硯(すずり)で墨を磨るには時間がかかります。
薄い墨は急いで駆け付けた事を表しています。
また、薄い墨は硯(すずり)に涙が落ちて薄くなったと、亡くなった事への哀しみを表しています。
このような理由から、薄墨を使うのは通夜と葬儀の香典のみになります。
四十九日法要になると、濃墨を使います。
ちなみに、中袋はサインペンやボールペンを用いても問題ありません。受け取った方がわかりやすいようはっきりと記入しましょう。
香典袋は金額で異なる
香典袋も、水引がプリントされているものや立派な水引がついているもの等色々ありますよね。
金額が5千円以下であれば、水引がプリントされているものを選びます。
3万円程までであれば、黒白か双銀の水引を。
3万円以上になれば、双銀で高級和紙製など金額に合わせて選びましょう。
水引は不幸が二度と起きてほしくないという意味を込めて「結び切り」の袋を使います。
香典袋に包むお金の入れ方
香典に使用するお金は新札を避けて包みますが、お金の入れ方にもマナーがあります。
香典袋にお金を包む際は、お札が裏側(お顔が裏)になるように肖像を下に向けて入れます。
人物が下にきて顔を伏せていることから「悲しみに暮れている」ことを表しています。
結婚式などお祝いの時と反対と覚えておくとわかりやすいですね。
香典袋の閉じ方は、これまたお祝いの時と反対、上から下へとかぶせるように閉じます。
お祝いの時には、幸せをこぼさないようにと下から上へかぶせますが、香典では涙をためないように上から下にかぶせるそうです。
香典袋って宗教や宗派によって違ったり、それぞれに細かなマナーがありますね。
そのマナー全てに故人に対する想いが込められているのですね。
いざという時に慌てないよう覚えておきたいものです。
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