数年ぶりにログインして、やらかしました。。。
TOMDACHIスタッフです。
10年ほど前に日本でもHSBC口座開設が流行り、
こぞって香港に出向き口座を開設してきた人も多いのではないでしょうか。
皆さん、ログインとかできるかたまにはやってますか?
私は数年ぶりにログインして、やらかしました。。。凍結です。
最初は意味がわからず、相談できる人もいなかったため混乱しましたが、なんとか解決することができましたので、
その解決方法をお伝えします。
HSBC香港口座開設ブームに乗った代償
10年ほど前、香港に行った際についでに開設してきたHSBCの口座。
当時は「オフショア」という地域に魅力を感じ、またオフショ銀行口座を開設する、
といったことが流行っていた時期でもあります。
数年前に一度ログインしたきり放置状態。
なにやら英語でHSBCからメールが届いていましたが内容がわからなかったので放置していました。
コロナ禍になり、在宅ワークも増えてきたことで少し時間の余裕がでてきたので
自宅にあった保険証や口座関連の資料をまとめている際にHSBCのセキュリティデバイスを発掘。HSBCの存在を思い出しました。
どれくらい残高あったかな?と久しぶりにログインしてみると・・・
ん?
んん??
本来残高の所に表示されるべき数字のところに英語が表示されている。
↓こちらの画像は解決後の画面です。すっかりリニューアルしたんですね。見やすくなっていました。
さて問題は。。。

たしか「HKD Savings・・・Balance Not Available」と表示されていました。
記憶を遡れば確か10万円も満たない金額でしたがあったはず。
一定の預金額に満たない場合は毎月手数料も取られていたはずなので
半分くらいにはなっているかな。
それにしても、これはどういう状況??
そこで数万円の預金額でしたが、使用できなくなっているのも癪なので調べてみました。
ネットでも同様のトラブルが多発してるようで、「HSBC 凍結」で検索すると
9万件も検索ヒットしました。
凍結(ロック)されるタイミング
HSBC香港の口座のロックまたは凍結には様々あるようです。
凍結やロックになるきっかけ
・1ステップ目 1年間取引(トランザクション)がない
・2ステップ目 2年間取引(トランザクション)がない
段階的に状態が悪化していくようです。
どうも私の場合は2年ほど前にログインした際に外貨建口座に若干移動していたので
おそらくロックされた原因は「1年間、口座の取引がない」ことにあるようです。
その場合のロックの状態としては、
休眠(静止)口座予備軍としてHSBC側として処理されロックされた、という流れのようです。
先程のもう1つの2年間触っていなかった場合ですが、通常は1年間ノータッチで休眠予備軍、
2年間ノータッチで完全休眠、要は「凍結状態」になるようで、その場合は
「原則、香港に渡航し窓口で処理」しか方法はないようです。
私の場合、たまたま24ヶ月以内(おそらくギリギリだったのでは)だったため電話対応で解決できたのでその方法をご報告します。
※もしかすると情報が間違っている可能性もありますのでご自身で色々と調査されるかHSBCへ直接問い合わせ下さい。
意を決してHSBC香港へ電話!
英語表記されてしまった残高を眺めていても仕方ないので意を決して電話してみることに。
もちろんHSBC香港は全て英語です。
バイリンガルではない私は友人の力を借りて電話してみることに。
英語が分かる友人を隣にいてもらい同時通訳してもらいました。
準備したもの
・HSBC香港の銀行カード
・セキュリティデバイス
・各パスワード
HSBC香港公式サイトへログイン後のヘルプなどで表示された電話番号へかけてみました。
口座の種類によって連絡先が異なるようです。
私がコールしたのは、HSBC Premier(プレミア)対応窓口。
HSBCの公式サイトに連絡先が掲載されています。
当然国際電話になりますので通話料にご注意くださいね。
ちなみにHSBC香港のホームページはこちらです。
HSBC香港 https://www.hsbc.com.hk/
HSBC香港サイトのログイン方法はこちらでも詳しく掲載しております。(後日公開予定)
まず電話はすぐに繋がりました。
※以下はすべて英語での会話です。
(HSBC)今回はどのような件でしょうか。
(私)インターネットバンキングでログインできるが、残高に英語表示されており使用できなくなっている
(HSBC)まずはご本人確認をしますので、登録携帯番号に届いた番号を教えて下さい。
(私)(スマホにHSBCからSMSが届きその番号を伝える)
(HSBC)ご本人確認ができました。状況を確認しますので少々お待ち下さい。
ここでポイント。
当時口座開設した際に登録してきた携帯番号は同じでしょうか。
携帯番号が変わっている方は、おそらくここで対応の分岐が始まると思います。
問い合わせした際に「携帯番号へのSMSで本人確認がある」ということです。
私はたまたま変わっておらずスムーズにいった稀なケースだと思います。
もし携帯番号が変わってしまった場合はどうなんでしょう。。。
(HSBC)お待たせしました。しばらく利用がなかったため休眠状態になっております。
この電話での解除が可能ですので、ご質問にお応え下さい。
HSBCからの質問内容
・自分の情報(氏名や住所や連絡先など)
・勤務先情報(会社名や業種や肩書など)
・口座に関する質問
(HSBC)これでOKです。1両日お待ちいただき再度ログインして確認してみてください。もし解除されていなかった場合は再度お問い合わせ下さい。ありがとうございました。
ん?
これで終わり?
香港まで出向き、窓口での対応を覚悟していた私にとってはかなりの拍子抜け。
ーー翌日ーーー
ログインするときちんと残高表示されていました。
試しにコンビニATMでお金がおろせるかもテスト。
セブン銀行ATMで行いましたがなんの問題もなくおろせました。
しかも今ATMで下ろす場合すべて日本語で表示されておりとても簡単になってました。
当時は全て英語で悪戦苦闘した記憶があったのですが。
感想
結構な英語でやり取りがありましたが、英語のヒアリングができる方は自身でできるかもしれません。ただし、金融関係の言葉が多いです。
ネットで同じ境遇の人の記事を見る限り、結構丁寧に対応してくれ、かつ、英語もわかるようにゆっくり話したりしてくれるようです。
HSBC香港では現在香港在住以外の方の口座開設は大変難しくなっているようです。
もしHSBC香港の口座をお持ちでしたら大切になさってください。
そもそも、HSBC香港口座を持っているメリットはあるのか。
日本の銀行口座であれば数年放置していても問題ないのに、1年間操作なしでこの状態。
面倒なだけならいっそこのまま凍結したままでいいのでは?
私もそう思っていました。
迷いました。
しかし、せっかく香港にまで行き開設してきた口座。
お金はいつでもセブン銀行などからでも引き落とせるなら、当面持っておこう。
と凍結解除をするに至りました。
もし、香港口座を持っていることのメリットが見いだせない、凍結解除をどこかに依頼することで手数料がかかるくらいなら。。。
そう思われる方は凍結のまま忘れたほうがいいかもしれません。
よくご検討しご判断下さいね。
余談になりますが、これも偶然の賜物なのですがなんとセキュリティデバイスのバッテリーがゼロとなっており、表示された瞬間を狙いモバイルセキュリティ(スマホアプリでの認証)への変更にも間に合いました。
カード型のセキュリティデバイスのバッテリーは約3~5年。
万が一セキュリティデバイスのバッテリーが切れてしまっている場合は、HSBCへ連絡し再発行となりますが、かなり厳重になっているようでかなり英語ができないと厳しいらしいです。
数年に一度くらいしかログインしなかった私ですが、たまたまパスワードなど控えていた紙も発見できたことは幸運だったのかもしれません。
年に一度、
・インターネットバンキングへログイン
・ネットにて少額でQuick Transfer(口座内にある別通貨口座へ送金)
を忘れずにしていこうと思います。
というかこんなハラハラすることはもうごめんです。
朗報
これまで毎月口座維持手数料を取られていましたが現在それがなくなっているということです。(2019年8月)
またHSBC香港口座へ簡単に送金する仕組みも低料金で可能なサービスが登場しています。
この機会に再度HSBC口座を見直されてはいかがでしょうか。
香港の銀行、口座維持手数料を8月に廃止へ JETRO(日本貿易振興機構ジェトロ)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/07/66db512083ad0990.html